エブリスタのファンタジーweb小説の中で最もおすすめしたい作品の1つ、もろずみなやさんの『裾踏物語』を紹介します!
ぜひご一読ください!


~あらすじ~
着物の裾(すそ)を踏むことで、その相手をその場に呪縛する『裾踏留めの呪術』。
俺は呪術を駆使する少女達『裾踏姫(すそふみひめ)』と出会い、様々な怪奇や鬼との戦いを体験することになる。

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1.都市伝説と根源破壊

本作には"都市伝説"などの言い伝えの効果を増幅するという指輪が登場します。

"都市伝説"とは、「カップルがある池にコインを投げ込むと幸せになれる」だったり、「丑三つ時に憎い相手に見立てた藁人形を神社の御神木に打ち付けると呪いをかけることができる」といった不可思議な言い伝えのことを指します。

自分の願望と一致する"都市伝説"を探し、この指輪を使えば、ほぼ自分の望みを叶えることができるという便利な道具ですが、ろくな使い方をされなかったり、偶然おかしな都市伝説の効果を増幅してしまったりと、様々なトラブルを招いてしまいます。

主人公の望月拓郎はそんな状況を打破するべく、"都市伝説"の根源破壊を行います。

"都市伝説"には必ず基となった事象が存在しています。
その事象に手を加え、言い伝えと食い違うような状態にしたり、そもそも言い伝え通りの効果がないことを証明することで"都市伝説"の根源を破壊し、伝説そのものをなかったことにしていきます。

拓郎が思いつく根源破壊の方法は、一見すべて滅茶苦茶ですが、筋が通っており、その突飛な思考により展開される物語にワクワクさせられます!
また、指輪により"都市伝説"の影響下に入った登場人物たちによる全力のギャグ展開も見所です!



2.泥上の死闘

主人公の望月拓郎は普通の大学生です。

しかし、都市伝説上の存在である"裾踏姫"と出会うことで、鬼との戦いに巻き込まれていきます。

鬼は"冥府の武器"でしか倒すことができません。
しかし、その武器を手にした者の足元には"腐泥門"という冥府と繋がる泥の門が開き、武器を使って攻撃すると、たちまち引きずり込まれてしまいます。

そこで拓郎は、この諸刃の剣で戦うため、裾を踏むことで人をその場に呪縛するという呪術を使う、"裾踏姫"と共に戦いに挑みます。

攻撃する度"裾踏姫"に裾を踏んでもらい、冥府へ落ちるのを防ぎながら戦うという制約の中、拓郎たちが工夫し、戦略を立て、強大な敵に立ち向かっていくところが見所です!



3.変態と我儘の饗宴

本作の登場人物たちは変態と我儘ばかりです!

主人公の望月拓郎は極度の黒髪+シャンプーフェチで、きれいな黒髪の女性から香るシャンプーの匂いを嗅いだり、枕に顔を押し付けたりします。

そんなとんでもない性癖をもつ主人公を初めとする、クセの強い変態たちが多く登場し、その滅茶苦茶な思考により、物語をかき乱す展開がユニークです!

また、本作のメインである"裾踏姫"たちには極度の我儘という共通点があります。

自分の願望をかなえるためならどんな手段をとることも厭わない、そんな彼女たちに振り回される拓郎たちがコミカルに描かれています!

ラブコメ展開もあり、普段は我儘放題の"裾踏姫"たちが乙女の顔をのぞかせるその瞬間にドキドキしてしまいます!

このように、変態と我儘が互いに互いを振り回し、やがて物語がとんでもない方向に転がっていくところもこの作品の見所です!



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